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AO・社会人大学入試

最近の試験の特徴

 現在、各大学・短大・専門学校の入学者選考では、一般入試(大学センター試験など)以外にもさまざまな入試形態が採用されています。例をあげると、

  • 特別枠推薦入試(公募制自己推薦方式など)
  • AO入試
  • 社会人特別枠入試
  • 帰国子女枠入試

 などがあります。これらは特別枠入試として一般入試と分けて実施されます。受験生の諸事情を考慮して、学科試験の点数評価とは違う選考方法を設ける大学が、年々増加しています。

      

試験内容

 特別枠入試の実施内容を見ると、小論文、事前書類(自己推薦書等)、面接など書類選考と人物評価により合否を判定するのが一般的です。もちろん小論文を試験形式で実施する学校も数多くあります。また、試験は人数枠や試験時期を一般入試と分けて実施するため一般の受験生との競合はありません。
 これらの選考試験で唯一の筆記試験ともいえる小論文は、選考において重要な資料になることはいうまでもありません。

  • 事前提出書類
  • 小論文
  • 面接

 最終的には、自分の志望大学に合わせて受験準備を進める必要がありますが、AO・推薦方式・社会人枠で入試にチャレンジするなら、それに合わせた対策・準備を事前に行ないましょう。もちろん、従来の一般入試とは異なる試験対策・準備が必要ですので、情報収集を綿密に行なう必要があるでしょう!

      

高卒認定試験受験者の進学

 一般入試は、毎年1~3月に実施されますが、学校ごとに入試の時期が違うのも特別枠入試の特徴です。大学によっては試験の時期が、6~7月あるいは11~12月という場合もあります。8月と11月に行なわれる高卒認定試験に合格した後、進学を考えるなら一般入試以外にも進路の選択肢を増やすことができます。

AO入試とは?

 AO入試(アドミッションズ・オフィス入試の略)はここ数年、多くの大学で導入されるようになった新しい入試形態です。自己推薦制に似た方式ですが、その態様は大学によって異なり、長い論文試験を課すところもあれば、エントリーシートなどの書類提出と面接で選考していくなどさまざまなタイプがあります。いずれにしても学力では測れない個性豊か
な人材を求めることを目的としており、大学へ入学することについての目的意識や熱意・意欲を重視しています。
  選考方法や選考時期は、大学によって様々ですが、自分の生活スタイルに合わせて受験できる大学を探すこともできるでしょう。

  • 学校推薦など推薦人が必要ない自己推薦型入試
  • 従来の学科試験ではなく、論文と面接による試験
  • 長期間段階的に選考が行われる(2、3次試験)
  • 志望理由書など事前に書類の提出